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2024.01.25お知らせ

遮熱シートの効果って?デメリットや効果的な使い方も

夏の暑さや冬の寒さ対策に有効な遮熱シートですが、その実際の効果や使い方についてはよく理解されていないことも多いです。 

この記事では、遮熱シートがどのようにして室内の温度を調節し、快適な生活空間を実現するのかを詳しく探ります。

また、遮熱シートの使用における潜在的なデメリットについても解説します。省エネと快適な室内環境を求める方にとって、遮熱シートの活用は有効な選択肢となるでしょう。

この記事を通じて、遮熱シートについての理解を深め、その利点を最大限に活用する方法を学んでいただければ幸いです。



遮熱シートとは?


遮熱シートとは、熱を効果的に遮ることを目的として設計されているシートのことを指します。それらはポリエステルやアルミ材などで作られており、多種多様な製品が市場に出回っています。

遮熱シートの扱いやすさと取り付けの容易さは、その普及の大きな理由の一つです。簡単に貼り付けることができるため、基本的には専門的な技術を必要としません。そのため、住宅や事業所、工場など、さまざまな建物で利用されています。




遮熱シートの効果

遮熱シートを活用することによって以下のような効果やメリットがあります。



輻射熱を抑える

遮熱シートの主な効果は、輻射熱の抑制にあります。太陽光から放出される輻射熱が屋根や外壁、窓ガラスなどを通じて室内に入り込むと、室内の温度が上昇します。遮熱シートは、その輻射熱を効果的に抑制するために設計されています。

遮熱シートの原理としては、太陽光に含まれる赤外線を反射することによって輻射熱を遮断することにあります。赤外線は熱を伴う光の一種で、これが物体に当たると熱として吸収されます。

それらの赤外線を反射するコーティングが遮熱シートには施されており、建物の屋根や壁にシートが取り付けられることで、赤外線が室内に入る前に外側で反射されます。

そのため、太陽光が直接当たる部分の表面温度を低く保ち、結果として室内に入る輻射熱の量を減少させることができるのです。



室内環境が良くなる

 

遮熱シートを取り付けて室内に入る輻射熱の量を減少させることで、室内環境を著しく向上させる効果があります。

特に夏場においてはその効果が顕著に表れ、室内が過度に暑くなるのを防ぐことができるのです。

一方で、冬場においても遮熱シートは効果を発揮します。冬は、室内の熱が外に逃げることで熱損失が生じますが、遮熱シートはその熱損失を減らすのにも効果的です。

つまり、季節を問わず、室内の温度をより快適な環境に保つのに貢献するのです。

そのため、遮熱シートは住宅や事業所、工場、倉庫などさまざまな建物の室内環境を改善します。

夏は過度な暑さから、冬は寒さから守ることにより、年間を通じて居住者や使用者にとって快適な環境を実現することができるのです。



省エネ効果

室内環境が良くなることで省エネ効果も期待できます。室内の過度な温度上昇が抑制されるため、冷暖房機器が必要とするエネルギーが減少します。夏場におけるエアコンの使用時間と強度が軽減され、電力消費の減少に繋がります。

冷房機器の効率が向上することで、全体的なエネルギーコストが削減されるため、長期的な観点から見れば、遮熱シートの設置は経済的にも合理的な投資となります。

同様に、冬場においても室内の暖かさを保つためのエネルギー消費が抑えられます。室内の熱損失を最小限に抑えることで、暖房機器の運転時間が短縮され、それに伴いエネルギー消費が削減されます。

室内の温度調節に必要なエネルギーを削減することで、エネルギーコストの節約に大きく貢献すると同時に、環境に優しい生活を実現する手段としても重要な役割を果たしています。




遮熱シートの効果的な使い方

遮熱シートの活用方法について解説します。主に「屋根・屋根裏」「壁」「床下」「窓ガラス」などに取り付けるのが効果的です。

 

屋根・屋根裏

屋根や屋根裏に取り付けることは、室内温度の管理に非常に効果的です。特に屋根は直接日光にさらされる部分であり、そこからの熱の侵入は室内温度の大幅な上昇を引き起こす主要な要因の一つです。

遮熱シートを屋根に取り付けることで、太陽からの輻射熱が直接室内に伝わるのを防ぎます。

屋根に設置する際には、屋根材を覆うようにシートを取り付けることが多く、屋内への熱の伝達を減少させます。これにより、屋根裏や最上階だけでなく、室内全体の温度上昇が抑えられます。

加えて、遮熱シートは雨水が屋根材を通じて内部に侵入するのを防ぐ追加的な防水層としての役割も果たします。それにより、雨漏りによる内部構造へのダメージや、屋根裏や天井の湿気問題も減少します。

 



遮熱シートを壁に使用することも多く、建物の熱環境を効率的に管理し改善する有効な手段です。強い直射日光が当たる外壁に遮熱シートを設置することで、太陽光による壁面の過度な加熱を防ぎ、室内への熱の侵入を大幅に減少させることができます。

夏場の室内温度の上昇を防ぐだけでなく、冬場においても室内の暖かさを保つのに役立ちます。

壁に取り付ける際には、シートは壁材の外側または内側に設置されますが、外側に設置する場合、シートは太陽光の熱を直接反射し、壁自体の加熱を防ぎます。一方、内側に設置する場合、室内からの熱が壁を通じて外部に逃げるのを防ぎ、冬場の熱損失を減らします。

 

床・床下

床や床下に遮熱シートを設置することも効果的です。特に床下は、地面からの熱の伝達を受けやすい部分であり、夏場にはその熱が室内に影響を及ぼすことがあります。

遮熱シートを床下に設置することで、地面からの熱の侵入を防ぎ、床の温度上昇を抑制します。それにより、室内全体の温度を快適な状態に保つことができます。

さらに、床下の遮熱シートは冬場においても効果を発揮し、地面からの冷気の侵入や室内の熱損失を防ぎ、床の冷えを軽減します。



窓ガラス

効果的な使い方の一つとして、窓ガラスへの活用もあります。窓ガラスに取り付けることにより、室内への熱の侵入を効果的に防ぐことができます。

また紫外線をカットする機能も持ち合わせています。これにより、室内の家具やカーペットの色褪せを防ぎ、長期的な日焼けダメージから守ることもできます。さらに、ガラスの飛散防止にも寄与し、万が一の事故や災害時に安全を確保するのに役立ちます。



遮熱シートのデメリットはある?

遮熱シートは多くの利点を持つ一方で、いくつかのデメリットも存在します。最も重要な点は、遮熱シートの施工に正確さが求められることです。取り扱い自体は容易であるものの、適切に施工されない場合、その効果は減少します。

例えば、シートの取り付け方法を間違えている、完全に密着していない、またはシートのサイズが適切でないなどの場合、期待される熱反射効果が得られない可能性があります。

また、遮熱シートの使用によって結露が発生することがあります。これは、シートによって外部の冷気と内部の暖かい空気との間に温度差が生じ、結果として水蒸気が凝縮しやすくなるためです。

その結露が屋根や壁、床、窓に蓄積すると、カビの発生や木材の腐食などの問題を引き起こすリスクがあります。特に湿度の高い地域や、換気が不十分な場所では、この問題が顕著になることがあります。

これらのデメリットを軽減するためには、遮熱シートの施工に際しては慎重な取り扱いが必要です。そのため、大掛かりな取り付けの場合には専門の業者に依頼するのが良いでしょう。


遮熱シートを効果的に活用するなら

遮熱シートは、室内の温度を快適に保ち、エネルギー効率を高めることができます。太陽の熱を遮断することにより夏の室内の暑さを和らげ、冬の熱損失を防ぎます。

しかし、施工が不適切だとその効果は十分に発揮されず、結露やカビの問題を招くこともあります。正確な施工が遮熱シートの効果を最大限に引き出す鍵といえます。

遮熱シートを効果的に活用したいとお考えであれば、ぜひ株式会社VictoryONEにお任せください。

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