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Ai-Glies series(アイグリーズ シリーズ)
Ai-Glie(アイグリーズ)の導入効果
◎室外機制御でのエアコンの省エネによる電気料金やCO₂の削減業務用エアコンの室外機に専用の制御器を設置することで、気候に応じた効率的な省エネ運転が可能になります。具体的には、エアコンの運転中に約3分間の送風運転を交えることで、室温を維持しつつ無駄なエネルギー消費を抑える仕組みです。
この制御により、安定した省エネ効果が得られ、電気料金の削減はもちろん、CO₂の排出量削減にも貢献します。結果として、環境負荷の軽減とコスト削減を両立させることができるのが、Ai-Glieの大きな特徴です。
◎季節・気候に合わせたキメ細かい自動制御
季節や気候に応じたキメ細かい自動制御が実現されます。外気温と湿度を継続的に測定し、それに基づいて空調の運転を最適化します。それにより、エネルギー消費を抑えつつ、快適な室内環境を維持することが可能です。
また、CO₂削減量や電気使用量の削減、さらには電気料金の削減効果もリアルタイムで把握できるため、環境負荷の低減とコスト管理の両方において優れた成果をもたらします。
夏や冬の電力使用が最も多い時間帯において、デマンドコントロール機能を通じて電力のピークを抑制し、基本料金の大幅な削減が可能となります。
空調機器の出力が短時間に集中しないように電力量を自動的に調整するため、電力消費の効率化が図られ、結果としてコスト削減とエネルギー管理の最適化が実現されます。
Ai-Gliesの特徴
『Ai-Glies』は、オフィスビルや工場などで消費電力の中で大きな割合を占める「空調設備」に特化してピンポイントで制御を行い、効率的に基本料金と使用料金の削減を実現するシステムです。
従来の有線型に比べ、無線技術とソーラー給電を採用しているため、導入時の施工面でも工事費を大幅に抑えることができ、結果として設置コストの削減につながります。
さらに、IoT技術を駆使した細かい制御により、室内の快適さを常に保ちながら、自動的に空調を最適に調整します。
そのため、人の手による細かな温度調節が不要であり、手間をかけずに効果的なエネルギー管理が可能となります。
従業員の快適な作業環境を維持しつつ、無駄なエネルギー消費を削減できる点が大きなメリットです。
デマンドについて
30分間に消費された電力の平均値を「デマンド値」といいます。30分を1コマとした場合、1ヵ月(30日間)は1440コマになりますが、その中で最も高かったデマンド値が、その月の最大デマンド値(最大需要電力)として記録されます。
そして、直近12ヵ月の中で最も高かった月の最大デマンド値が、契約電力として設定される仕組みです。契約電力が上がると、電力料金の基本料金も上昇するため、最大デマンド値を抑制することが基本料金の削減につながります。
デマンド値を抑えるためには、30分間に消費される電力の平均値を下げる必要があり、そのためにデマンドコントロールを導入することで、基本料金と使用料金の両方を削減することが可能になります。
ソーラー駆動無線ユニットで工事費を削減 <特許7085069号>
機器間はLoRa無線を使用して情報収集や制御を行うため、従来必要だった機器間の通信線の配線や工事を大幅に削減することができます。これにより、工事にかかる時間や費用が大幅に抑えられ、より効率的な導入が可能となります。
屋外に設置される機器にはソーラーパネルが搭載されているため、電源供給が不要で、設置場所にとらわれることなく柔軟な配置が可能です。
無線技術とソーラーボックスの採用によって、工事費用の削減だけでなく、工事期間の短縮も実現しており、導入時の負担を軽減し、迅速なシステム導入が可能となっています。これにより、従来のシステムに比べて大幅なコストパフォーマンスの向上が期待できる点も大きなメリットです。
クラウドで集中管理 故障検知も
見やすいクラウド画面を通じて、直感的にエネルギー削減効果を確認できるだけでなく、システムの故障検知も可能です。クラウド画面は、ユーザーが簡単に操作できるよう設計されており、リアルタイムでの状況把握が可能です。
画面上で電力使用状況や省エネ効果を一目で確認できるため、導入後の効果をすぐに実感することができます。さらに、異常が発生した場合には即座にアラートが表示されるため、迅速な対応が可能です。
安心運用できるサポート体制
遠隔地からの制御設定が可能なため、システムの運用をスムーズに行うことができます。さらに、24時間365日対応のコールセンターを設置しており、不具合が発生した際にも迅速に対応できる体制を整えています。
有事の際には、全国33拠点にある支店・営業所からサポートを提供するため、導入後も安心してシステムを運用することができます。
ラインナップ
Ai-Gliesシリーズは、お客様のニーズに応じた3つのモデルを展開しており、室外機の台数に合わせて最適な選択が可能です。
Ai-Glies PRO
最大300台の室外機を制御できる大規模施設向けのモデルです。工場などの大規模施設に最適で、出力レベル制御とON/OFF制御が可能です。また、デマンド制御(ピークカット)にも対応しており、クラウド上で遠隔からの制御や電流測定が可能です。
Ai-Glies50
最大50台の室外機を制御できる中小規模施設向けのモデルです。オフィスビルなどに最適で、Ai-Glies PROと同様に、出力レベル制御とON/OFF制御が可能で、デマンド制御(ピークカット)にも対応しています。クラウド上での遠隔制御や電流測定も可能です。
Ai-Glies mini
最大16台の室外機を制御できる小規模施設向けのモデルです。店舗などに適しており、出力レベル制御とON/OFF制御が可能です。クラウド表示や遠隔制御はできませんが、ローカルでの制御設定が可能です。
それぞれのモデルは、施設の規模やニーズに応じて最適な制御が可能で、省エネ効果を最大限に引き出すことができます。
Ai-Glieはこんな場所におすすめ
Ai-Glieは以下のような施設への導入がおすすめです。
①工場・倉庫
②病院
③介護施設
④オフィスビル
⑤商業施設
工場や倉庫では、24時間稼働する冷暖房設備を効率的に制御することで、大幅なエネルギー削減が期待できます。病院や介護施設では、快適な環境を維持しつつ、電力消費を抑え、コスト削減と環境負荷の軽減を実現できます。
オフィスビルでは、ピーク時の電力消費を抑えるデマンド制御機能により、基本料金を大幅に削減し、エネルギーコストを効率的に管理できます。
商業施設では、多くの来訪者が訪れる中で快適な空調環境を提供しながらも、電力の無駄を削減することが可能です。このように、Ai-Gliesはさまざまな施設での導入により、効率的なエネルギー管理とコスト削減を実現できます。
導入事例
オフィスビル(地上5階地下1階)
空調室外機:50台
契約電力:480kW→370kW
使用量:年間29,800kW削減(CO2 13.5tに相当※)
契約先:東京電力
※調整後排出係数 0.000455t CO2 / kWhで計算
年間削減金額 |
2,360,000円 |
※196,600円 / 月 × 12ヵ月
導入の流れ
① ご提案対象となるかの確認
最初に、お客様がAi-Gliesの導入対象となるかを確認します。以下の条件を満たす場合に提案が可能です。
【提案対象】
使用電力:高圧・特別高圧契約
空調方式:電気の個別空調
【対象外】
使用電力:低圧契約
空調方式:セントラル空調、ガス空調、ルームエアコン、三菱重工製の空調、外部制御アダプタが用意されていない機種
② 試算書提出
Ai-Glies導入時の削減効果をシミュレーションし、試算書を作成・提出します。試算書には以下の項目が含まれます。
・基本料金・電力量料金単価
・空調室外機一覧表(型番をリスト化し、制御対象となる室外機の消費電力から削減電力量を算出)
・年間電気料金削減金額(基本料金と電力量料金の年間削減金額の合計を提示)
・年間CO₂削減量
③ 現地調査
現地にて、室外機の型番や配置を確認し、無線通信テストを実施します。
④ 試算書・見積書の提出
現地調査を踏まえた上で、最終的な試算書と見積書を提出します。ここまでの対応は無償で行います。
⑤ 設置工事
設置工事は平日の日中帯で実施可能です。設置完了後、Ai-Gliesシステムが正式に稼働し、削減効果が期待できます。
Ai-Gliesを導入するなら
Ai-Gliesを導入するなら、エネルギー管理や省エネ対策に豊富な実績を持つVictoryONEにお任せください。
VictoryONEは、企業や施設のエネルギー効率を最大化するためのコンサルティングからシステム導入、アフターサポートまで、一貫したサービスを提供しています。
特にAi-Gliesの導入においては、現地調査を基にした最適なシステム提案や、迅速で確実な設置工事、導入後の運用サポートまでを包括的にサポートしています。
専門スタッフが、施設の特性やニーズに合わせたカスタマイズプランを提案し、最大限の省エネ効果を引き出すために、細部までこだわったサポートをしておりますので、お気軽にご相談ください。